Live Report(2012)




2012.5.3. 京都 法然院 第三回「悲願会」La萠Mieコンサート



京都 法然院での「第三回 悲願会 La萠Mieコンサート」が終了致しました。
ご来場いただきました皆様、有り難うございました。
悲願会を支えてくださった皆様、お世話になり有り難うございました。




今日は京都の名所、法然院で行われる「第三回 悲願会」に参加してきました。

 

「悲願会」とは、昨年の震災で他界された方々、

犬や魚などの全ての生きとし生けるものの成仏を信じるため念仏を唱え、

被災した方々に心をよせ、被災地や被災者の平穏を願い、

そして、支援を送ろうという被災者支援イベント。

 

梶田真章住職の呼びかけに応え、住職のお考えに賛同した方々や沢山のアーチストが集結。

法話をはじめ、コンサートや茶席、バザーなど、

盛りだくさんな内容でお送りさせていただきました。

 

私達は、前回に引き続き二回目の参加になります。

 

 

 

前回の「悲願会」にうかがった時は、紅葉真っ盛りだったのでしたが。。。

 


 

 

 

今日は新緑がとっても素敵♪

心配していたお天気も問題なかったし、素敵なお庭が見れて幸せでした。


 

 

 

コンサート会場は、普段は一般公開されていない本堂。

前回のコンサートでは、阿弥陀如来様のお姿に圧倒されて緊張しまくりでしたが、

今回は、落ち着いて歌う事が出来ました。


 

プログラムは「祈り」をテーマに、聖歌中心でお送りました。

 

コンサート終盤では、先日演奏旅行に行った宮城県の事を一人ずつ話しました。

(宮城県ツアーのレポートを見たい方はこちらをクリックしてくださいね。)

 

 

 

 

 

コンサートが終わった後は、やっぱりご飯♡

 

美味しいおうどんを食べました♪

コンサート後のご飯は最高です♡

 

 

 

 

 

最後に。。。

「悲願会」に参加させていただき、法然院の梶田真章住職には本当に感謝しております。

有り難うございました。

 

 

 

2012.3.26. La萠Mie宮城県ツアー(6)岩沼市民会館

 

 

 

「La萠Mie 宮城県ツアー」最後の公演場所、岩沼市民会館。

この会館の敷地内にも仮設住宅が建ち並んでいます。

 

 

 

会館のロビーには、阪神タイガースから送られた大弾幕。

岩沼でのコンサートを引き受けてくださった平塚さん、

実は、震災後しばらくこの会館のロビーで過ごされていたそうです。

 

 

 

 

平塚さんは、1日目と2日目は私たちと一緒にいてくださっていましたが、

昨日は今日のコンサートの準備をしてくださっていました。

 

事前の打ち合わせで、

平塚さんから「埴生の宿」と「岩沼市民歌」のリクエストがありました。

『「埴生の宿」は、今の自分の気持ちです。

 「岩沼市民歌」は、今の岩沼の人たちピッタリなんです。』

 

私たちは「岩沼市民歌」を練習しながら、

市民歌の歌詞というものは、故郷のいつもある形が変わってしまった時に、

その大切さを知るものだ、と思いました。

 

 

今回のツアー最後のステージが始まりました。

 

 

 

 

コンサートの初めにご挨拶中の平塚さん

 

 

 

tomoeさん、今日もMC頑張ってます♪

 

 

 

平塚さんのリクエスト「埴生の宿」♪


 

 

 

このコンサートでも、みんなで「バンザ〜イ!」♪

 

 

コンサートの最後では皆さんと一緒に、

岩沼市の復興を願って岩沼市民歌を歌いました。

 

 

「花とみどりとほほえみと」〜岩沼市民歌〜(平成3年10月1日 制定)

 

 

あれは阿武隈 華やぐなぎさ

振り向けば そこに ふるさとがある

愛・胸を熱くして

夢・生きるみちづれに

岩沼は いま はばたく季節

広げてみませんか つばさを

花とみどりと ほほえみと

 

街を彩る 月日の流れ

めぐり逢い そして 幸福がある

窓・心かよわせて

道・声をかけながら

岩沼は いま 希望の夜あけ

歩いてみませんか あなたも

花とみどりと ほほえみと

 

風・明日へ呼びかけて

空・今日も碧あおと

岩沼は いま 未来をうたう

つないでみませんか その手を

花とみどりと ほほえみと

 

 

 

 

みんな、色んな思いを胸に歌いました。

岩沼の皆さん、有り難うございました。

そして平塚さん、この旅の初めから終わりまで本当にお世話になりました。

感謝しています!

 

 

コンサート後、お手伝いをして下さった「ウサギさんチーム」の方達との記念写真。

彼女達も市民会館敷地内の仮設住宅に住んでおられます。

 

 

 

 

 

  ウサギさんチーム

      &

    La萠Mie♪

 

 

 

 

 

 

ウサギさんチームに

「関西に帰ってから、何かできる事はないでしょうか?」と尋ねたところ、

こんな答えが返ってきました。

 

「私たちのことを忘れないでほしい そして、また歌いに来て」

 

      ”私たちはこのことを忘れない!”  

 

  今回のツアーの意味が分かったような気がしました。

 

 

 

 

 

"私達の活動は今始まりました"

 

 

 

 

 

 

 

2012.3.26. La萠Mie宮城県ツアー(5) 山元町 内手仮設集会場

 

 

今日は、宮城県ツアー最終日。

午前中の演奏会場は、山元町 仮設住宅の集会場。

 

山元町は宮城県の南、海に近いところです。

ツアー出発前、TV報道で ここでも津波でたくさんの方が犠牲になられたと知りました。

 

 

 

 

東さんの運転で現地に近づいてみると、見渡す限りの仮設住宅!!

 

余りの広大さと数の多さに驚きました!

 

 

 

 

山元町には8カ所の仮設があります。

今回は内手仮設住宅に伺うことになっています。

 

 

 

 

 

 

  内手仮設住宅内集会場が

  今日のコンサート会場。

 

 

 

 

  yukiちゃんが、

  遊びにきてくれた子供達と一緒に、

  立て看板を書いてくれました♪

 

 

 

 

  プログラムは、

  唱歌や懐メロ等懐かしい曲を中心に

  お送りしました。

 

 

 

「しあわせなら手をたたこう」では、minakoさんが進行役で大活躍!

 

 

"しあわせなら 肩たたこう♪"

 

 

”しあわせならバンザイしよう♪” 

 

 

通りゃんせ♪


 

大人も子供も一緒になって遊びました。

意外にも、大盛り上がりしました♪

 

 

 

 

コンサート後、子供達にプレゼントした紙風船遊びで大はしゃぎ!

萠Mieメンバーも皆汗だくになって頑張りました!

が、元気な子供達にはかないませんでした(笑)。

無邪気に遊ぶ子供達の笑顔が見れて、本当に幸せでした。

 

 

今うかがっている山元町は、宮城県一のイチゴとリンゴの産地。

海辺には、イチゴ畑が並ぶストロベリーライン。

山沿いには、リンゴ畑が並ぶアップルラインが走っています。

 

「この仮設住宅のすぐ側は、リンゴ畑なのよ。

 もう少ししたら、奇麗なリンゴの花がが沢山咲くわ。」そう教えてくださいました。

 

リンゴの花畑、是非一度見てみたいですね〜♪

 

 

色々名残惜しかったのですが、午後からのコンサート時間が迫っていたため、

山元町を後にしました。

 

コンサートに来てくださった皆様、そして山元町の皆様、有り難うございました。

いつまでもお元気でいらしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

2012.3.25. La萠Mie宮城県ツアー(4) Tapio南館1階センターコート(仙台市)

 

 

仙台市天文台のコンサートを終え、

次に向かった演奏先は、仙台市の泉パークタウンにある「Tapio」。

 

 

「Tapio」は、北欧・フィンランド神話に登場する「森の精霊・神」の事。

この施設が、緑豊かな泉パークタウンの中心的存在として

「皆様に愛着を持ってもらえる施設になりたい」との思いから、

その名前が付けられたそうです。

 

とってもおしゃれなショッピングモールです。

現在は何事も無かったように見えますが、この建物も地震被害は大きく、

震災翌日から6/16迄、休業を余儀なくされました。

 

 

 

 

 

演奏予定のセンターコート♪

 

 

素敵な空間が広がっていました♡

 

tomoeさん、今回のツアーでは全てのコンサートでMCを担当されています。

 

 


 

沢山の方達が足を止めて聴いてくださいました。

演奏を聴いてくださった皆様、Tapioの皆様、有り難うございました。

 

 

 

今日は朝昼晩と、三公演頑張りました。

フランスツアーでハードスケジュールに慣れているはずのメンバーも、

さすがに疲れました。。。(涙)。

 

そこに、東さん「せっかく宮城に来たんだから、名物の牛タンでも食べに行きませんか?」

と、私達を牛タンの名店「利久」に案内してくれました。

 

 

 

 

 

 

  皆で牛タン定食を注文。

  テールスープもセットになってて、

  とても美味しかったです♡

 

 

 

 

 

 

 

疲れていた皆の顔もほころびました♡ 


 

 

と、その時! グラグラグラ、ガタガタガタ!!辺りが急に揺れだしました。

窓にかかっているブラインドも激しくゆれています。

地震です!しかも、結構長い事揺れています!

 

青ざめてしまった私達の横で、東さんが一言。

「体験してしまいましたね〜、でもこんなの いつもの事ですよ。」

 

そして、お店のおかみさんも。

「また揺れたね〜」と言いながら、笑っていらっしゃいました。

 

・・・宮城の人たちにとったら、これぐらいの地震は当たり前のようです。

本当に大変な毎日を過ごしておられるんですね。

 

 

 

さて、明日は宮城ツアー最終日。

あと二公演、頑張って歌いたいと思います!

 

 

 

 

 

 

2012.3.25. La萠Mie宮城県ツアー(3) 仙台市天文台

 

 

午前中は、仙台北教会で素敵なパイプオルガンをバックにご奉仕させていただきました。

午後からは、仙台市天文台でのコンサートです。

 

 

 

仙台市天文台は、1955年に開台以来、

「宇宙」をテーマに市民が参加できるような数々の企画を行い、

地域と共に成長する、開かれた「宇宙の広場」を目指されている天文台。

 

「宇宙」に関するイベントはもちろん、歴史、環境、生命、音楽、芸術などと融合した、

多彩な企画が毎月開催されています。

 

 

 

「宮城県ツアー」の冒頭に少し書かせていただきましたが、

兵庫県の「がんばろう東日本! アート支援助成事業」の申し込みには様々な条件があり、

その条件の一つが「演奏場所は、自分たちで探さなければならない」でした。

 

この条件には、メンバーも困りました。

メンバー全員関西出身だし、東北方面に知り合いはいません。

被災地に行って何かお役に立ちたい!という強い思いはあっても、

こればかりは どうしようもありません。

 

とにかく、手当り次第にメールや電話で問い合わせをしつづけましたが、

当時は震災から まだ半年しかたっていない去年9月、

被災地の復興状況なども混乱状態で、それどころではありませんでした。

 

このままでは、「アート支援」の参加申し込みは難しいかもしれない・・・

そう思った時に 「ウチを会場に使ってもいいよ」と、一番最初に言ってくださったのが、

この「仙台市天文台」でした。

 

 

 

天文台でのコンサートということで、

絵本作家 葉祥明さんの『宇宙からの声』の絵と文をお借りして、

「宇宙」がテーマのコンサートを企画、演奏させていただきました。

 

葉祥明さんとは、2001年に行われた「葉祥明の心に響く言葉と音楽と」で

共演させていただいたのが ご縁で、今回で絵と文を提供してくださいました。

 

ご厚意、本当に感謝しています。

 

 

 

当初は、ロビーでのコンサートを予定していましたが、

地震被害で耐震工事が必要となったため、別のお部屋をお借りすることになりました。

 

天文台は高台にあるので津波被害はありませんでしたが、

震災被害は津波だけではない、というのがよく分かりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    大きなスクリーンに

    葉祥明さんの絵が映し出されます。

 

    とっても素敵でした♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この企画の語りを担当してくれたのは、seikoさん。

歌に語りにと大活躍でした。

 

 

 

 

 

 

 子供からお年寄りまで、

 大勢の方々に楽しんでいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

コンサート後、天文台を見学したかった私達でしたが・・・

次の会場、「Tapio」でのコンサート時間が迫っていたので、

泣く泣く天文台を後にしました。

 

大好きなプラネタリュウム、見たかったです。。。(涙)

 

 

 

仙台市天文台の皆さん、演奏を聞いてくださった皆様、どうも有り難うございました。

 

天文台のOさん、初めから最後までお世話になりっぱなしでした。

本当に感謝しています、有り難うございました。

 

 

 

 

 

 

2012.3.25. La萠Mie宮城県ツアー(2) 仙台北教会

 

 

宮城県に来て、はや三日目。

 

昨日、一昨日と被災地を巡り、これだけ大変な場所で何ができるんだろう、と

考えてしまう自分もいましたが、今私たちにできる事は「歌う事」。

この二日間で見た風景を心に演奏したいと思いました!

 

 

今日の一カ所目の会場は「仙台北教会」。

仙台北教会は、メンバー三名の出身校である神戸女学院と深いかかわりがあり、

今回のツアーのコーディネートを助けてくださった安彦薫さんは、

神戸女学院の卒業生で先輩にあたられます。

 

 



 

 

この教会でも地震の際、建物被害がありました。

祭壇奥のステンドグラスは砕けてしまった為、今はアクリル板が入っています。

 

その他にも、海側にある 仙台北教会研修所 ジレットハウスも、

表門が全て津波にさらわれ、無くなってしまったそうです。

 

幸い建物は無事だったので、

現在は震災復興ボランティアの方達の宿泊施設として利用されています。

 

 

 

 

 

聖堂の二階には、素敵なパイプオルガン♪

 


 

 

今日はシンセサイザーではなく、

このパイプオルガンの伴奏で歌わせていただく事になりました。


 

      教会の響きが心地よく、歌っていて幸せでした。

 

 

 

 

 

 

教会でのご奉仕が終わってから、

短い時間ではありましたが、この旅の思いなどお話させていただきました。

 

 

皆さんのお話も色々お聞きしたかったのですが、

午後からの仙台市天文台でのコンサートの時間が迫っていたので、

昼食を皆さんと一緒にいただいた後、仙台北教会を後にしました。

 

 

 

 

 

 

仙台北教会の皆様、そして今日お会いした全ての皆様、本当に有り難うございました。

今日の出会いに感謝しています。

 

 

 

 

 

 

2012.3.24. La萠Mie宮城県ツアー(1) グループホーム「あゆかわの郷」

 

 

今日は「La萠Mie 宮城県ツアー」の初公演の日です。

公演場所は、宮城県石巻市にあるグループホーム「あゆかわの郷」。

 

この訪問先は、神戸女学院大学 声楽学科出身の池田裕子さんに紹介していただきました。

池田さんも多賀城のご自宅で、津波に遭われました。

 

 

 

 

このホームよく見ると。。。


 

 

 

児童公園の中に建っています。

 

実は、こちらのホームが元々建てられていたのは牡鹿半島。

牡鹿半島は震源地に近かった為、津波だけでなく地震の被害も大きく、

いまだに交通機関も回復しておらず、ホーム全体で仮設住宅に避難生活されています。

 


 

ホームの中は、暖かい空間が広がっていました。

 

 

 

 

 

  「見上げてごらん夜の星を」ですね♪

 

 

 

 

 

 

 

  お昼ご飯を、

  皆さんと一緒にいただきました。

 

  とっても優しいお味でした。

 

 

 

 

 

  コンサート会場を

  素敵に飾ってくださっています。

 

  嬉しいです♡

 

 

 

 

 

 

 

コンサートが始まりました。

 

 

 

今回のコンサートは、ホームの皆さんに めいいっぱい楽しんでいただこうと、

萠Mie のレパートリーを聞いていただくだけでなく、

一緒に歌ったり、体を動かしたりしました♪


 

「りんごの唄」や「青い山脈」等の懐メロにも初挑戦。

ホームの皆さんも、大きな声で歌ってくださいました。

 


 

minakoさんは、「しあわせなら手をたたこう」の進行で大活躍!

ホームの皆さんも一緒に手をたたいたり、バンザイしたり、体を動かしました。

 


 

 

萠Mie お得意の「ずいずいずっころばし」♪

 

 

楽しい時間は、すぐに過ぎ(涙)。。。

最後は「あんたがたどこさ」で、バイバ〜イ!

 

おじいちゃん、おばあちゃんの優しい笑顔に囲まれて、

とっても楽しいコンサートでした。

 

 

 

 

 

 

コンサート後、ヘルパーの方が こんなお話をしてくださいました。

 

震災が起ってからの数日は、停電で夜は真っ暗でしたけど、

星はとっても奇麗に輝いていました。

 

あんまり星が奇麗だったので、家族皆で土手に寝ころがって星空を眺めました。

とっても奇麗で、贅沢な空間でした。

でも、奇麗すぎる星空を眺めながら、

「こんなに奇麗なのは、沢山の人が空にいってしまったからかなぁ」と思いました。

 

 

 

言葉が出ませんでした・・・

震災から一年。

まだまだ色んな思いを抱えて皆さん過ごしておられるんだと思いました。

 

 

「あゆかわの郷」の皆さん、今日は本当に有り難うございました。

皆さん、いつまでも、いつまでもお元気でいてくださいね。